6月1日施行された路上駐車の民間取締りだが、
既報のように新規に取締り会社が誕生することはなかった。そこで、取締りを契機に新たに生まれそうな起業の目を探ってみた。
最も実施されそうな起業は、運転者が一時車を離れている間、運転席に座って駐車ではなく、停車の状態にしておくサービス。時間給のアルバイトでも可能なサービスだが、実際には車の中にはプライバシーが一杯ということもあり、サービスの送り手と受け手の信頼関係の構築が難しくて、起業化にはいたっていないようだ。
ただ、特定の飲食店や宝飾店などではお店のサービスとして、路上駐車する車に店の店員が一時乗り込んでいることは以前から行われているらしい。これらのお店と契約するカタチの起業は十分考えられる。東京・二子玉川の高島屋などでは富裕客層向けに、ショッピングセンター周辺での駐車待ちの時点で、係員が運転の代行をすることでVIP待遇を売りにしている。
路上駐車の民間取締りを契機に起業が進んでいるのが、都市部を対象としたインターネット上の駐車場検索サイト。これまで、サイトへの入口が「ぐるなび」など飲食店や小売店の紹介だったのが、まず駐車場を確保してからお店探しに移る展開が予想され、駐車場検索は注目のネットビジネスだ。
併せて、道路の駐車情報を売るビジネスもこれから誕生する可能性が高い。実は、民間の取締り会社自体が、駐車情報には高い関心を寄せているからだ。
話は少し飛んでしまうが、これまであまり注目されなかった、交通違反金の保険を行っている交通違反金補償制度の
ライセンス保険に人気が集まっている。これは、新たな起業とは言えないが、民間駐車取締りによって息を吹き返したビックビジネスと言えそうだ。
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