6月20日付けでマザースに上場するアドウェイズの岡村陽久社長は、26歳2カ月で、新規上場企業した社長の最年少記録を更新することになった。
「金なし」、「コネなし」、「学歴なし」が売りの社長で、現代では珍しい中学を卒業して直ぐに社会に出ている。最初に就職した仕事は、ベランダや駐車場のアルミ屋根を販売している会社の営業職で、ほとんどが飛び込み営業を行っていた。
多分に住宅リホームなどと同じような営業スタイルだったらしいが、そこで徹底的に営業の基本を身に着けたらしい。そこで1年働いて、次は大阪に移って換気扇フィルターの営業をした。
20歳の時、たまたまテレビで見たサイバーエージェントの藤田晋社長に惚れこんで、入社を希望したが断られる痛い思いもした。
それがきっかけとなり、01年に大阪で
アドウェイズを起業することになる。行っている業務は、アフィリエイト広告をインターネットと携帯電話での展開。現在は本社を東京に移し、広告主数は約650社、提携Webサイト数は約2万4000と、業界で最も多くのクライアントを抱える。
岡村社長の強みは、対人の営業に自信をもっていることと、経営やビジネスに関して知らないこと。生半可に色々知っている人は多いが、知っていることにより判断を誤ることが多い。多分、岡村社長の場合は人を見る目に自信をもっていて、信じた人を通して経営判断を行っている節がある。
現在は、中国での事業展開も日本と同じように進めており、アナリストの事業評価もとても高い。起業の世界では、高学歴が当たり前になってきたが、岡村社長のこれからの歩みによっては、学歴が考え直されることになりそうだ。
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