東京・中野の新井薬師駅前「インスタントラーメンさくら」は、カウンター席が8席だけの狭い店舗だが、好事家の世界では全国的に知られた袋入りインスタントラーメンの専門店。
全国各地から取り寄せたインスタントラーメン約200種類を揃え、その場で作ってくれる。スーパーなどでは一個100円前後で売られているが、ここでは調理にチャーシューやほうれん草などの具が乗って190円から340円。
全国で売られているインスタントラーメンの種類と、店の雰囲気と、調理の付加価値によって、お客さんは途切れることなく入っており、イターネットで人気のラーメンの販売も行っている。
店主の竹中さくらさんは、同じ場所で居酒屋を営業していた。ただ、居酒屋商売は最近の酒離れの風潮の中で苦戦が続いており、今年1月に思い切っての業種転換に踏み切った。
最初の3カ月は泣かず飛ばずで、ひたすら全国のインスタントラーメン集めに奔走していたが、夕刊フジがカラーで取り上げた4月下旬に一気に知れ渡り、現在は話題性も伴って人気のお店になっている。
上手い具合に軌道に乗った業種転換だが、話題性が定着するこれからの展開が難しいところ。このあたりで満足していると、業績は急降下で下降線を描いてしまう。絶えず、上昇曲線を描くことがビジネスの定石なら、次にどんな手があるか、起業を目指すみなさんも考えてみては?
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