今年は、足裏マッサージで知られる英国式リフレクソロジーのRAJAが設立されて10年になる。
現在では、都市部のどこにも英国式足裏マッサージの看板が見られるが、創業者でRAJA社長の藤田桂子さんが起業した当初は、足裏のマッサージがこれほど体と心のリラックスに役立つなどとは、ほとんどの日本人には知られてなかった。
藤田さんは若い頃、日本航空の国際線のスチュワーデスをしていて、ロンドンではいつもリフレクソロジーを受けていた一人。人よりも筋肉が堅くなりやすい体質で、お嬢さんにマッサージを頼んだり、人知れず悩んでいた。
その後、自分だけでなく、マッサージを必要とする人が多くいることに気付き、リフレクソロジーを日本に根付かせることを思案する。
普通、誰でも考えることは、英国でリフレクソロジーの技術を修得して、街で看板を掲げて営業を始めるくらい。所が、藤田さんは、リフレクソロジー協会を設立するとともに、学校を設立してマッサージを行う人材の育成を進める。
他方、ご自身の二人のお嬢さんには、英国やノールウェー、米国などでリフレクソロジーを勉強させて技術を修得させて、学校の校長を任せている。
起業はどうしても目先の利益に走りがちだが、藤田さんの長い行程の先をみた経営で、今年のRAJAの売上げは100億円を突破しそうだ。
男性は長い目でモノゴトを見、女性は目先の利益に拘ると云われてきたが、このところのビジネスの世界では、この常識はまったくあてにならないことが分かる。
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