よくショップで絶対に売れる商品は何ですか、と聞かれることがあるが、これは衣料品のLLサイズ、SSサイズであることは間違いない。
平均化された生き方が重要視されてきたわが国では、服も靴も下着も、標準的なサイズばかり売られていて、LLサイズもSSサイズも市場では圧倒的に量が少ない。だから、これらの衣料品の世界は売り手市場なのだ。
ただ、やたら大きいものや小さいものを用意して、ショップの店頭に並べたところで売れるわけではない。
一つは、デザインや色彩の問題がある。やはり買う人の身になって、大きいなりに決まったデザインでないと、売れるものではない。
もう一つは、大きい体型や小さい体型といってもみな同じ体型ではなく、各自微妙に締まったり膨らんだりしている。この微妙さを上手くマッチさせることができたら、返品の山を抱えることなくよい値段で売ることができる。
ここまできて気付く人がいるかと思うが、LLでもSSでも、お菓子でもセーターでも同じで、そうそう他には売っていなくて、買い手の微妙なこだわりに応えることができる商品なら、種類にかかわりなく売れるのだ。
ただ、LLやSSと同じで、そうそう他には売っていないものを見つけるのが、それがそれで大変なことなのだ。売れるものを探すと同時に、どう作ってどうお客さんに渡すか、製造から入る手もありそうだ。
《お助けのワンクリックお願いします》
人気blogランキングへ