福祉起業家という名称は聞きなれないが、障害のある人の雇用を積極的に行う企業作りを目指す起業家のこと。
経営コンサルティングの「
福祉ベンチャーパートナーズ」の社長を務める大塚由紀子さんが中心になって、福祉起業家経営塾を行っている。
官庁と民間との中間に位置する公共部分での起業だが、日本では最も関心が遅れたジャンル。近年はNPO(非政府組織)による起業が注目されているが、長いことこのジャンルは国や地方自治体任せになっていて、人材もほとんど育っていなかった。
福祉起業家経営塾には、吉野家D&Cの安部修仁社長や、ブックオフコーポレーションの坂本孝会長などが、支援のための発起人に名を連ねている。
8月には第三期の起業塾が開校され、ここでは前宮城県知事の浅野史郎さんも講師として参加して、起業希望者へのアドバイスを行ったようだ。
起業というと、利益追求のビジネス世界ばかりに目は向きがちだが、米国では社会起業家が注目され、官にも民にも出来ない公の世界での起業を目指している。
日本においても介護や福祉をテーマに起業する人が増えることで、起業の幅が膨らみを持つことになりあたらな展開を生むことにもなる。
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