起業を専門に取り組んでいる人の間では、よく商売の賞味期限の話しが話題になる。
食材の賞味期限については、台所を担当する奥さんやご主人の方がよく知っていると思うが、商売の賞味期限については、起業を目指す人でもあまり話題にならない。
でも、商売にも賞味期限は歴然と存在する。3、4年前には人だかりのできていた駅前のチケット屋が、今はちらほらとしかお客さんがいないし、同じ頃に爆発的な売行きだった移動販売車のメロンパン屋が、今はまったく見かけなくなった。しっかり周りを見渡すと、視界から無くなった商売はけっこうある。
キーデータの八木秀明社長も、商売の賞味期限で悩んだ一人。彼の場合は、フランチャイズのラーメン店だった。最盛期には月商400万円だったラーメン店が、下がり続けて150万円まで下がっていった。
フランチャイズには、開店当初の売上げがもっともよく、その後は下がり続ける商売がけっこうある。コンビニなどはその典型例だ。
八木社長は、フランチャイズのラーメン店を1度更新して10年間営業してきた。そして、練馬での商売には賞味期限がきていることを感じ、自力で同じ場所にカレー店を開業させた。
このカレー店が大当たりして、以前のラーメン店の2倍近い売上げを上げている。商売をしていると、どうしても近視眼的なものの見方しかできなるなるが、常にあたりを見渡して賞味期限への対抗策を考える必要がある。
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