日本人のベンチャー起業家が創設した米国企業が米証券取引委員会(SEC)の登録申請を済ませ、年内にも米ナスダックに上場することになった。
この起業家は上野隆司さん。慶大医学部卒業のお医者さんで、新薬発明家として約700件の特許をもっており、国内では1989年に創薬ベンチャー企業・
アールティク・ウエノを創業している。
実家が上野製薬を保有していた関係で常務も務めていたが、96年に渡米して今回上場することになった創薬ベンチャーのスキャンポ・ファーマシューティカルズを設立、その後英国でも創薬ベンチャー企業を創設して、日欧米の3極体制を作りあげた。
多分、起業家としてより創薬の研究者として並外れた能力を持っているのだろうが、日本ではほとんど取り上げられることのない人物である。10年以上前、マスコミに彼を取り上げられたときは、ポルシェを乗り回す遊び人のお医者さんといったイメージだった。
日本では、言葉に守られたベンチャー起業家ばかりが話題になるが、本当にすごい日本人は世界を相手にビジネスを行っている。そして、そのようなすごい人は、日本ではほとんど知られていないが現実だ。
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