起業からは離れてしまうが、長野県の八十二銀行での被害が発端となって、米国製ファイル交換ソフト「
ライムワイヤー」を悪用した、全国初のインターネットバンキング
不正引き出し事件が明らかになった。
ソフトの設定を誤ると、パスワードなどの語句が検索されるだけで口座パスワードが流出し、簡単に預貯金が奪われるという。
これまでは、日本製ソフトのWinny(ウィニー)ばかりに目が奪われていたが、米国製ファイル交換ソフトでも、簡単に重要情報が流出してしまうことが判明した。
ただ怖いのは、このような情報がローカル情報の次元で留まってしまって、インタネットの全国の利用者には行き渡らないことだ。ライムワイヤーは、安全で簡単に入手できるソフトとしてPRされ、危険性を認識することなく今現在もダウンロードしている人がいることだ。
起業にも、この種の情報不足はついて回る。先月末に話題になって
近未来通信のように、起業の専門家が見ると近づくことは止めた方がいいと思っても、情報をもたない人は一方的に流される会社側の情報を信じ込んでしまう。
モノゴトには、常にメリットとデメリットがあり、行うか止めるかを決めるのは、両方の情報の秤の役割をする本人だ。「絶対成功する起業」などは論外としても、日頃から情報の秤を意識して判断する訓練は起業家には欠かせない。
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