9月初旬、神戸市のサイト運営会社が3年間に約2億円の所得隠しを行い、追徴課税約8千万円を支払ったことが判明したが、この会社の業務「良番ビジネス」と聞いて首を傾げた人は多かったのではないだろうか。
良番ビジネスとは、携帯電話の番号部分に「7777」、「1000」、「1234」といった、覚えやすい良番と呼ばれる番号の売買をするもので、高い番号になると表示価格で300万円近い値段がつけられている。
携帯番号の場合、「090」に続く、「×××○」の×の3桁は、地域と携帯会社の割り当て番号で、その後に続く5桁が良番の決めてとなる。
携帯電話会社では、4桁のゾロ目の番号を出したり、特定の人に便宜をはかって良番をだすようなことはしていないと言うが、携帯電話が売り出された当初や、番号不足の時などに、売り出されることがあり、良番ビジネスの会社が持ち主を探して番号を買い取り、それを売りにだしている。
この番号を買う人も、お金に余裕があるだけなく、良番にある種の資産価値がある事を認識して買っているようだ。
ビジネスは、まず買いたい人がいて、それを売りたい人がいる上に、その仲介をする人がいて成立する。わたしは、携帯電話の良番が数万円から数百万もするとは知らなかったが、インターネットという便利なツールを使うことによって、買いたい人を探すことも、売りたい人を探すことも比較的簡単になった。
これからは、既存の事業だけでなく、自分で新たな市場を作ることも可能になっている。起業にとって、誰でも目指すNO.1よりも、自分だけの ONLY 1 ビジネスを作る時代になっている。
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