ちょっと気が早いかもしれないが、これから起業にとって大きな影響を与える事象に、08年4月にスタートする温暖化ガスに関する京都議定書の規制のスタートがある。
これは先進諸国の温暖化ガスの削減を義務付けるもので、わが国の1990年の排出量に比較して6%の削減を求められている。ところが05年の段階で8.1%も上回っており、このままでは08年には14.1%もの削減が求められる。
多分、わが国のこれまでの国際課題への取り組み方から見ても、07年後半になって温暖化ガス削減が急に叫ばれ、削減に効果のあるとされるものがバタバタと取り入れられる事態の発生が予想される。
最近の集中豪雨や台風の大型化、強力な竜巻の発生などが相次いで発生する現状を考えると、温暖化ガス削減に対する国民的な支持は受けやすく、いつもの集団心理が働いて環境ビジネスは人気になるはずだ。
ここまで書いて、それじゃ環境ビジネスとは具体的にはどんなビジネスと聞かれても、アイデアがあるわけではない。環境に興味のある起業家にこれから考えてもらうしかないが、08年は環境の年とインプットしておいてもらいたい。
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