現在、飲食店での開業にとって最大の関心事は、人手をいかに安く確保するかということ。人材と書かずに、人手としているところに飲食業界の苦悩がにじみ出ている。
大都市圏では、時給千円以下ではまともなアルバイトが集まらないのが現状である。千円以上でも、お客さんへの持て成しを考えられる人を雇えるのは、百円の宝くじで千円を当てるくらいに難しいこと。
そこで最近流行っているのが、焼き鳥や串焼き、ステーキなどを、お客さんが自分で調理の一部を行う「セルフ外食」の店だ。
以前から、焼き肉、お好み焼き、しゃぶしゃぶなどは、お客さんが自分の好みに合わせた調理を行ってきたが、この手法が最近は一気に広がった。
「セルフ外食」には、お客さん自身が調理をすることによって、店員の人手不足を補うとする狙いのほかに、大都市圏での店舗の賃貸料上昇を人件費削減によって少しでも減らそうとする狙いもある。
日本においてガソリンスタンドのセルフサービスは、国民性から普及しないと言われていたのがあっと云う間に普及したように、「セルフ外食」もアイデア次第では大人気のメニューを作り出す可能性がある。
飲食業での起業を目指す人には、ここで画期的なアイデアを考えて、世の中の飲食店のシステムを変えてもらいたい。
《もしお役に立ちましたら、ワンクリックお願いします》
人気blogランキングへ