ついに近未来通信の本社や支店が閉鎖する日がやってきた。この1年半近く、近未来が IP電話の中継局オーナー募集に「起業をしませんか」というフレーズを使ったことと、わたしが運営しているWebサイトで「近未来通信に未来はあるか」の記事を載せたことから、近未来の事業内容に詳しいサイトとして、急に慌しくなった事情がある。
記事を読んだ人から、「近未来の事業説明会に行ったが、本当に近未来は危険なのか?IP通信は多くの会社に使われているのではないか?」と云ったIP通信の将来と近未来の将来を混同したもの。
「近未来の設備を見せてもらったが、間違いなく通信設備を所有している。絶対に詐欺ではない」と、昔の古い設備を見せられて、それだけですっかり信じ込んでしまう人など、予定配当の多さにすっかり目をくらませた人から相談を受けた。
ほとんど人が中高年で、女性も多い。しかも、ネットでのメール相談なのにメールが使えないということで、大半の人が電話での相談だった。話しを聞かせてもらっているうちに次第にこちらが近未来の情報通になってしまって、途中からは相談相手より説明会現場の情報を知るようになってしまい、起業相談に来たほとんどの人には投資を思い止まらせることができたと思う。
長年、起業に携わってきた人間に、近未来の投資手口の本質を見破ることはほとんど難しいことではない。ただ、相談に来る人の中には、外部の人間を装った近未来の人間がいないとも限らない。しっかりした証拠がないのに、詐欺まがいなどと云って営業妨害でいちゃもんをつけられることも心配した。
これは、フランチャイズでの相談を受けるときも、同様の神経をつかう。起業にはリスクがつきものだけれど、詐欺まがいの取引に乗せられるほど馬鹿らしいことはない。起業家は、違法行為や詐欺被害には気をつけることだ。
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