相変わらず近未来通信を報じたヤフーニュースの関連サイトからのアクセスが多く、２８日も訪問者２３９３人、ページビューが７２２７と地味な起業サイト「転ばぬ先の起業講座」としては異常事態が継続中である。
しかも、起業相談が急に増えているのに加えて、もう一つのコーディネーターの仕事も依頼が多く、全速力で駆けているような毎日を過ごしている。
実は起業ということではわたしの場合、会社勤めをしていた５年間に、仕事の傍ら起業する人向けに手助けする事業の準備を行い、会社を辞めて２年間学校に通って、その後独立開業したのだけれど、人より相当時間が掛かりすぎているかもしれない。
ただ、人間目標の仕事に向かって５年間頑張ると、その分野での専門家になれ、１０年頑張るとそこそこ食べていけるという、先人の言葉に間違いはないような気がする。
はっきり云って、わたしの場合は切れ味のよい頭脳というより、少し鈍い方に属する人間だから、人の倍は時間がかかっているが、亀の歩みは亀の歩みなりに、何とか前進し続けることができるものだ。
時節柄なのか、最近の起業相談で最も多いのが、会社勤めでも非正社員として雇われていて、正社員になれる見込みがないから起業を考えたい云う人たち。
わたしは、正社員として雇ってくれない会社を見限って、非正社員の特権を最大限生かし、会社勤めをしながら第二、第三の収入源を探すことに全力を挙げるべきだと思う。
そのとき、一つの業種の仕事を５年間、一生懸命そのノウハウを学んだら、食べることの心配はなくなる。後はその領域を広げることと、内容を掘り下げることができたら、非正社員バンザイだ。
日本社会では、ほんの５０年ほど前まで、サラリーマンは一握りの人しかいなく、ほとんど人は自営業者として暮らしていたのだから、先祖帰りしたと思うとそうそう暗い話でもないような気がする。
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