近未来通信本社には、今日の午前に警視庁の捜査が入って、いよいよ詐欺容疑での捜索が始まるようだ。誰もが、当初イメージしていたような展開になってきている気がするが、先日電話で近未来の説明会に参加して心が揺れているとき、ご子息から「転ばぬ先の起業講座」を教えられて電話をしてきたご夫人からお礼の電話を頂いとき、「まるで、こんな仕組みだとは想像しなかった」との話しを聞いて、あまりに警戒心のなさに驚いたことがある。
現在は、騙しの仕掛け作りが本格化していて、振り込め詐欺などの仕掛けも半端ではないようだ。近未来においても、昨年あたりから中継局オーナーの集まりが悪くなってからは、説明会にサクラとして代理店契約をした人間が参加していて、「わたしは、数年前からオーナーとして投資して、既に数千万円の利益をあげている。今度、回線枠を大幅に増やしたい」と景気のよい話で、説明会参加者の先導役を果たしていた。
こんな話を聞くと、少し欲が突っ張った人間ならころっとやられてしまう。中には、資金繰りの厳しい人に対しては、投資額を700万円程度の半額にして資金を引っ張りだしているケースもあったらしい。
現代の日本人はあまりにも騙されやすいような気がする。犯罪を察知するのは、想像力の産物とされるが、今のテレビ番組などで、視聴者の考えそうなことの先回り先回りをしてテレビ局が情報を提供するしているので、当たり前の想像力がまったく育たない環境があるような気がしてくる。
起業とは、テレビを長時間見る人が増えると、当然目が悪くなるから眼鏡屋の需要が高まるはず、というような想像力をテコに事業をスタートさせること。起業家は日頃から頭の働きをよくして、騙されることのないよう注意をするべきだ。
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