次第に近未来通信の全容が見えてきたが、多分誰も想像していたようにIP電話事業に投資することで起業した、中継局オーナーからかき集めた資金で飲めや歌えの大騒ぎをし、新聞広告を出して新たなオーナーを集め、資金の残りをオーナー自身への配当として回す自転車操業を続けていたのである。
ただ、お金が回っている間は誰もが文句を言わず、当サイト『転ばぬ先の起業講座』において「近未来通信に未来はあるか」の記事を書いたときには、騒がないで欲しいと苦情のメールを送りつけてくるオーナーもいたほどだ。
ただ、電話をしてきたオーナーに心中を聞いたときには、大金を投資しているだけに、「不安で、不安で寝れない夜がある。元本だけ間違いなく戻ってくれたら、それで十分だ」と話していた。彼らも、次第に内実を知るにしたがって、資金だけを集めてドンチャか騒ぎの臭いを感じ取っていたようだ。
当サイトへの5日の訪問者は2985人、ページビューは86656と依然アクセス数は高いレベルを保っている。
話は変わって、2年前にフランチャイズに加盟して居酒屋を開業しようと奔走し、加盟金まで支払いながら店舗の出店場所で話がこじれて、泣く泣く居酒屋を諦めた中部地方に住むFさんから連絡があって、一軒は不動産屋を通して、もう一軒は居酒屋経営者から直接、お店を譲る話が来ているらしい。
これらの店舗は、Fさんもフランチャイズ本部の社長も20万人の地方都市では、願ってもない場所と、それまで経営していた高齢の店主から居抜きで引き取る交渉をしていたが、最後に横からさらわれた曰くつきの物件。
実は、9月の飲酒運転取締り強化以降、地方都市の居酒屋は閑古鳥が鳴き続けている。逆読みすると、それほど地方では飲酒運転が日常化していたようだ。当然、Fさんは居酒屋の譲渡を断ったそうだが、今は全国でこのような話が起っているようだ。
近未来も、オーナーにとって情報不足が最大の原因だが、これから居酒屋での起業を考えている人も、最新情報には最大の関心を寄せていないと、痛い目に遭いそうだ。
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