今日の東京はパラパラと雨が降りましたが、気温は意外と温かくよいお湿りでした。仕事で、起業一年目の研究開発型ベンキャー企業を訪問しましたが、女性社長は元気一杯で会社が一日一日成長している軌跡を感じられて、話している方も嬉しかったです。
話しは代わりますが、その会社からの帰りの電車でのこと。駅で一人の中年女性が乗り込んで来ましたが、直ぐに「わたし、心臓が悪いので携帯止めてもらえます?」と云いながら、携帯でメールを打っていた人たちの携帯を閉じて歩きだしました。
今どきは、前と左右を見渡しても、携帯でメールやゲームをしている人ばかりです。彼女は、心臓が悪いのでと大人しく言いながら、次から次へと力ずくで携帯を閉じます。「心臓」と云われると反論の余地はまったくありません。
でも、わたしは彼女の横から、心臓に毛が生えているのを見逃しませんでしたww
同じ中年女性の話しですが、今日付けの朝日新聞で、小杉隆衆院議員の奥さんが、エステサロンの運営会社に約1億円の投資をして、その会社が倒産。この損失が原因で借金を繰り返して、負債総額14億円まで膨れ上がり、自己破産に陥ったことが報道されている。
わたしはいつも思うのですが、最初の投資をするとき、ほとんど深く考えず、儲かったときの話しばかりで投資する人が多すぎ。出だしの思慮のなさが、最初のつまずきのもと。そして、投資に失敗したら、その資金は諦めることが鉄則なのに、今度はそれを取り返しに走る。
投資も、ギャンブルも同じですが、負けたお金を取り返しに走ると、絶対借金のスパイラルに陥ってしまう。失敗したお金は諦めることです。また投資するなら、リセットして新たに投資をすることです。起業でも、成功もあれば失敗もありますから。
その上、ご主人の小杉隆氏には、最初の1億円を失った93年から16年も経過した、今年の8月に初めて事実を知らせたようだ。起業においても、奥さんの協力なしに一人で頑張るカタチの起業はやはりしんどい。
失敗へ向けて3つの過ちを犯しては、立ち直れるはずもない。この種の失敗は、これまでもよく見てきたが、堂々と「わたし、心臓が悪いので・・」じゃなくて、投資で失敗したってことを、はっきり云って早く善後策を考えることだ。
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