日本ではほとんど報道されていないが、有害な化学物質の鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、ポリ臭化ビフェニル、ポリ臭化ブフェニルエーテルの6種の利用を規制する「RoHS(ローズ)指令」を今年7月に施行したEUが、今度は約3万種類の化学物質について安全評価を企業に義務付ける「REACH(リーチ)」を来年6月仁することになった。
RoHS指令の場合、ほとんど日本でも規制されている化学物質なので問題はなかったが、REACHの3万種類は企業1社のレベルで管理するのはほとんど困難である。
そのため、大手の製造メーカーなどは、来年中にも化学物質管理の共通フォーマット作りを行って、企業や団体による共通方式による管理を目指している。
今は、製造業のどこの会社でも、このREACHの規制をクリアするためにはどうしたらよいか情報集めに必死である。REACH向けのセミナーを行うと、直ぐに人が埋まるくらい人気を集めている。
化学物質の安全性に関して、先進国のほとんどが厳しく追及する姿勢を示している。わが国でも、その安全性をテーマにした書籍が売れているように、分かりやすく解説するビジネスが求められている。化学についての造詣が深い人は、評論家やコメンテーターなどといったカタチの起業が可能な時代になっている。
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