最近、アメリカからの直輸入の販売方法として、ステルス・マーケティングに注目が集まっている。stealth は、忍びや隠密を意味するが、ステルス・マーケティングは商品の販売目的であることを相手に悟られないで、商品の認知を広める手法。
典型的な例が、スターバックコヒーの店内で人が覗き込みたくなるようなPCゲームをして見せ、関心を示す人にはメールアドレスを聞いて紹介する。その後は、メールでゲームを教えられた人が友達などに紹介することで、横の広がりを通じて販売を拡大する。
日本でもアメリカでも、一種のおとり宣伝であることを知ると拒否反応を示す人もいるが、一方では面白がって購入してくれる人もいる。アメリカの場合は、実際にゲームをしてみせる人には、若い役者を起用するほど本格化したステルス・マーケティングを演じてみせる。
ネットの世界では、この種のやらせに対する拒否反応は強く、販売会社にとって命取りになりかねないが、リアルの世界では、まだ定着した判断はついていないようだ。
ただ、アメリカというとマーケティングはほとんどマスを対象にしているように思っていたが、意外なところでマン・ツー・マン方式が採用されていてほっとした。
マスを対象としているようなネットの世界でも、実際に商品を買ってくれる人は限られた小さな世界の人たちであることが分かる。ステルスのこれからの普及のしかたに、興味深いものを感じる。
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