25日の財務省の発表によると、わが国の国債や借入金など”国の借金”とされる額は、06年9月末の残高が827兆9166億円と過去最高を更新し続けている。
日本人は、他の民族と比較して他人への依存心が強いとされるが、気が遠くなるような借金の残高などは、自民党政権への依存心の結果として数字になって表れたものだ。
多分に、わが国において起業する人が少ない背景には、この他人へ依存する気持ちの少ない人が人口全体に比較して少ないことに原因しているように思われる。起業家は、多くの国民とは違っていて、他人への依存心の低い人のことを云う。
ただ起業家の中でも、フランチャイズチェーンによる起業を考えている人の中には、本部の云うままに契約する人が少なくない。
この辺になると、フランチャイズに対する考え方で間違っていると思える人が多いが、要は商売の儲かる仕組みから会社の経営まで、あらゆることを本部に依存してしまって、事業が失敗すると本部に騙されたと騒ぐタイプの人である。
フランチャイズでは、儲かる仕組みを加盟店へ売ることをするが、会社経営までは本部が教えることができない。これは、フランチャイズビジネスの基本なのだが、その辺をほとんど理解しないで事業をスタートさせようとする人が多い。
起業で失敗しないためには、この基本を十分認識した上で起業を始めないと、結果的に痛い目に遭うのは自分自身だ。
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