最近、Web2.0で人気を集めているのが、コントロールプラスが運営するデートコース作成サイト 「
デート通・ｊｐ」。このサイトは、全国のデートスポット約２万カ所が、サイト利用者の手によって紹介されている。
運営会社のコントロールプラスは、社長の村田マリさんが０５年３月に、起業向けホームページの企画・制作会社として起業したが、５カ月後には「デート通・ｊｐ」を立ち上げている。まだ、Ｗeb2.0と云う言葉が一般化する前だったが、主力業務のホームページ作りが手一杯のなか、何とか自前のメディアを持つことで会社の求心力を得ようとする村田社長の発案だった。
現在、「デート通・ｊｐ」は２０代の若い男女に人気を得ており、月間のページビューは２４０万ページもの閲覧数に達している。このサイトでは、デートコースの紹介に加えて、恋愛相談掲示板、恋愛テクニックと、デート、恋愛と云ったイメージが上手く閲覧者に受け入れられている。
ただ、コントロールプラスの事業収入ということになると、ホームページ作りの「クリエイティブ事業部」が売上げの８割以上を占めており、「デート通・ｊｐ」の自社メディア媒体事業部は人気を集めている割には収益に結びついていない。
現在は、コントロールプラスの広告塔の役割しか果たしていないが、ホームページ作りは全国に数万社はあるが、「デート通・ｊｐ」の運営会社はコントロールプラスを置いて他にはない。この広告塔がこれからどんな変化を遂げていくか、大変興味深い起業の行方だ。
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