少子化の進むわが国では、子育て支援は国を挙げての一大プロジェクトになりつつある。各自治体では、子育て支援につながる有効なプロモーションなら、緊急予算を組んででも協力しようという意気込みだ。
そんな中、行政に頼らない民間の子育て支援をスタートさせた、若いお父さんがいる。現在28歳で、昨年12月に男の子のお父さんになったばかりの新潟県長岡市の今井進太郎さんである。
彼は、長岡市でコンサルティング会社を経営しているが、12歳以下の子どもをもつ家庭なら誰でも無料で加入できる「トキっ子くらぶ」を創設。一方で、地元の長岡市や新潟市の商店に協賛してもらい、「トキっ子くらぶ」会員が買い物をする際には、値段の割引をしてもらうことで、子育て支援につなげようとする狙い。
昨年12月からプレ会員と協賛店のプレ募集を始めたところ、現在会員は約700世帯、協賛店は約100店舗も集まっている。協賛店は、年会費を1万500円払った上に、商品価格の値引きを行うが、それでも店の宣伝効果と子育て支援をしてるイメージ向上によって、十分元は取れるという。今年4月からは本格的にスタートするが、会員1万世帯、協賛店1千店も夢ではなさそうだ。
この民間による子育て支援は、身近なアイデアの勝利ではないだろうか。① 行政に頼らない ② 現役の子どもの父親が行っている ③ コンサルタントの仕事とトキっ子クラブの運営は相乗効果が期待できる など、起業する皆さんにも参考になるアイデアが多い。
このアイデアは、地域の特性をそこに盛り込むことにより、全国各地でも実行が可能な気がする。ただ、そのまま模倣をするのは仁義として、やめておいた方がよい。
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