携帯コンテンツは、次世代のネット起業の柱として大きな期待が寄せられているが、実際は「歌メロ」など一部の例外を除くと、思いのほかユーザーが増えずに足踏み状態が続いている。
そんな中、突破口を開くと期待されているのが、多人数参加型オンラインゲーム。いつでも、どこからでもゲームに参加することができることから、これまでは関心を寄せなかった関係者も最近は注目するよになった。
その代表例が、アンビションが運営している「ネバーワールドオンライン」。全てのユーザーが出会いと冒険を繰り広げるロールプレイイングゲームで、現在12万の人が利用しており、月額315円の利用料で、アンビジョン設立当初の05年は2億5千万円も売り上げている。
社長の福島公則さんは、専門学校を卒業してシステム開発会社に入社して携帯のオンラインゲーム開発に取り組み、05年4月にアンビションを設立した。
現在のところ、携帯コンテンツ会社にはオンラインゲームに力を入れている会社が少ないこともあって、アンビションは一人勝ちを収めている。
携帯コンテンツ会社の多くは、大きな市場で大きな売上げに血眼になっているが、パソコンの草創期にゲームを介してソフトが普及していった経緯をみると、携帯コンテンツもゲームは多くのユーザーを引き付ける力があるのかも知れない。
まだまだ市場をリードする企業がいない携帯コンテンツ市場において、これから新規のコンテンツによって起業をしても、楽に間に合うほど市場の伸びは遅いのが現実だ。
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