「起業はゲームのようなもの」という言葉は、名前の知れている起業家がよく口のする台詞。先日の集まりでは、デイー・エヌ・エーの南場智子社長が言っていたし、楽天の三木谷浩史会長も、サイバーエージェントの藤田晋社長もよく口にする。
多分にこの台詞は、IT系の、お客さんの顔が目の前に見えない業種の起業家が口にする台詞で、実店舗で起業した人からは聞いたことがない。
実際、パソコンに向かって、アクセスしてきたお客さんの誘導や導線を考えながらコンテンツ作りをしているときは、ほとんどゲーム感覚で楽しみながらやっていないと、実店舗のように一語一句相手の顔色をみながら神経ばかりを使っていると、直ぐに煮詰まって仕事がまったく進まなくなってしまう。
ゲームと思うから、勝ったり負けたりの展開を楽しんでいれる。枝葉の部分で失敗することがあっても、幹の部分で失敗をしなければ、何とか事業が転がっていくのも、ゲームと思う所以だと思う。
ところが、このゲーム感覚で楽しめるのは、あくまでもネットのコンテンツの構築における話しであって、会社の事業の本幹に係わるような話しではない。
ところが、ライブドアの堀江貴文前社長などは、会社経営にゲーム感覚を持ち込んでしまった口だ。IT系の起業家は、この辺の良し悪しを認識した上で、仕事にゲーム感覚を取り入れるべきだと思う。
《もしお役に立ちましたら、ワンクリックお願いします》
人気blogランキングへ
《
起業相談も受付けています》