IT関連の起業では、日本の何歩も先を進んでいる米国。現在は、インターネット検索のグーグルが、集客力においても、売上高の伸び率でも、株価の上昇率でも、他社を圧倒しているが、早くもグーグルを凌ぐと云われているネット検索の会社が現れた。
05年の設立で、本社をサンフランシスコに置く「パワーセット」である。この会社の検索システムはグーグルの上をいくと云われている。
現在のグーグルの検索では、キーワードを並べる方法なので「起業家 2005年設立」とすると、ほとんどこちらの意図とは無関係に、起業家と2005年設立を含んだ情報が勝手に羅列されるだけである。
ところが、パワーセットが開発したとされる検索システムによると、「2005年に設立した起業家の会社は?」の質問に、入力された言葉の意味まで理解した情報を探してくれると言われている。
グーグルは設立からまもなく9年になるが、既に米国ではグーグルを射程圏内に見据えたベンチャー企業が、起業を加速している。
翻ってわが国では、はてなの近藤淳也社長が舞台をシリコンバレーに移し、その地でグーグルの日本市場戦略立案者のリチャード・チェン氏を、はてなの取締役として迎い入れたことが話題になる程度だ。
はてなの業績には変化があるかも知れないが、日本のIT業界にはほとんど影響はなさそう話題である。楽天がTBSとの提携ですったもんだをしているのは、2000年にAOLのM&Aによってタイムワーナーと合併して「AOLタイムワーナー」が誕生する前の、今から10年近く前の話に立ち返りそうである。
日本の起業家にも、米国に負けずに新たなIT技術を駆使して、画期的なイノベーションを発見することを期待している。
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