小売業にとって来店客の滞留時間は、商売の死活問題。お客さんが店内で商品を見てくれる時間が長くなると、その分確実に売上げは増える。
一人のお客さんが5分、10分と店内での時間が増えると、売上げは5%、10%と増えていく。仮に1日の売上げが10万円のお店が、5%売上げを増やして1日5千円増とすると、1月に換算して12万円近い売上げ増になる。
栃木県下野市にある書店「うさぎや 自治医大店」は、このたび店内を増床してオープンしたが、ここで採り入れるのが店内の書棚全てに緩やかなカーブをつけ、お客さんを店内一周させる誘導路の役割を果たさせている。
直線の書棚と違って緩やかなカーブは、お客さんの長時間滞在効果を生むらしい。わたしは、この書棚のカーブ効果について初めて知ったが、業界業界がもっている知恵には面白いものがある。
この書棚のカーブ効果を、他の業界に結合することでお客さんの長時間滞在は可能になるだろうか?これは素人の浅知恵だが、意外と面白い試みかも知れない。
これから起業をする人には、今商売をしている人たちはこんな苦労を重ねながら、1円1円を積み重ねていることを知って欲しい。お客さんに長居をしてもらうことが、どんなに難しいことかを。
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