平成16年度の通信販売売上高が前年度比で9%増、3兆400億円とついに3兆円の大台に乗せた。
通信販売は、カタログ、新聞広告、テレビ・ラジオなどを通じて販売活動を行うもので、千趣会、ディノス、高島屋、三越、日本テレビ放送網、各種メーカーの通販部門などの売上高。売れ筋商品は、ネットショップにも大きな影響を与える。
16年度の特色は、幅広い分野の商品を扱う大手の総合通販企業の売上高が2%減と低迷するなか、単一商品を扱う単品通販企業は9.3%と大幅な伸びを記録した。
ネットショップにおいても、酒全般のショップから日本酒、焼酎、ワインと分類化が進み、現在は芋焼酎や新潟の日本酒専門店へと細分化が進む過程が同じ道を歩んでいる。
また、売れ筋がご当地名産品と健康食品・化粧品で、購入者の7、8割は女性。小売店舗の店頭では取り扱われない高品質、高性能の商品や食品が売上げ増に結びついている。
スーパーや百貨店には出来ないきめ細かい対応でニーズをつかみ、ここでもインターネットを活用しての消費者と生産者・メーカーとの結びつけが急成長につながっている。