このブログは全国の人が見ているので、横浜市で発生した洗浄剤配布騒ぎと云っても知らない人も多いかと思うが、昨年の後半から港南区の住宅を作業着姿の中年男性が廻って歩いて、一軒一軒に配管から悪臭がするから、この錠剤を流してと薬を配っていることが大騒ぎになった。
錠剤が有毒ではないかとか、市役所職員と勘違いした人も多かったが、市役所がそのような薬を配るようなことはしてないとか、憶測が憶測を呼び新聞でも取り上げられて、犯人探しが行われた。
その後の結果については、ほとんど報道されなかったが、結局地元のリフォーム会社が親切ごかしで民家に近づき、「点検商法」と呼ばれる家の具合を見て、リフォームを勧める営業の一環と云うことで落ち着いた。
この点検商法の典型は、シロアリ退治の消毒会社がよく使っていた手法で、最近はほとんど聞かれなくなったが、この一帯はシロアリが大量発生していると軒下にもぐって、持参したシロアリを見せて消毒をさせる手法。
最近は、認知症のお年寄りとまで契約を交わしていたとしてリフォーム会社は評判が悪い。そのため、あの手この手の営業手法を駆使しているが、この一度錠剤を渡して顔をあわせ、その後に営業を仕掛ける方法は営業手法としてはレベルが高い。
起業をしてモノを売ることはとても難しいこと。はっきり云って、初対面の人にモノを売ろうとしても、100%無理と思ったほうがよい。余程、他にはない商品なら別だが、どこにでもある商品やサービスはなかなか売れない。
そんなとき、お客さんの警戒心を解くためにモノを売る前に、一度顔を合わせていることはとても大切なことだ。顔を合わせているだけで、ある種の人間関係を作ったことになる。
確かに、悪質リフォーム商法は論外だが、彼らが苦し紛れの中で展開している営業法には、参考になるものが多くある。用は、この営業法と他の商品販売との新結合が、新たな販売手法を生むことになる。
①事前の顔合わせ。②商品販売の流れを、これからの起業の営業法に考えて見てはどうだろうか?
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