コンビニ業界のセブンイレブンとファミリーマートは、公共料金などの料金収納代行の取扱高が、本業の物品販売の売上高を今年度(2008年2月期)に上回る見通しであることが、明らかになった。
確かにコンビニは、便利な場所に24時間営業しているので、忙しい人にとって公共料金の支払いなど、受付窓口に行くよりはコンビニで支払って方がとても楽です。ただ、これってお客さんの言い分で、お店の側からすると商品の売行きが悪いために、こんな結果になっただけに過ぎない。
コンビニの売上の悪さについては、これまでも指摘してきましたが、既存店の半分近くはいよいよもって経営が悪化しているようです。 コンビニ同士の競争が激化している上に、ドラックストアがコンビニに似た営業展開を始めています。また、売れ筋で利幅の高い弁当やおにぎり、おかず・惣菜類の専門店が出店のピッチを早めていて、コンビニの美味しいところを横からさらいかねない勢いです。
コンビニ本部も従来の方法では加盟店がまったく集まらないために、オーナー募集から方向転換して、経営者とか店長の募集を行っています。店長は委託社員ですし、経営者は土地や建物の所有をしないで、本部から廃業した店舗を借りてコンビニ開業を行う起業法です。
従来型のコンビニ経営では本部の一人勝ちで、資金が本部にばかり集まる仕組みを作りあげました。この仕組みのお蔭で、加盟店側はコンビニ地獄と呼ばれる24時間労働体制を強いられ、契約更新を拒否する加盟店が相次いでいます。
また、コンビニ加盟による起業を考えていた人たちも、このような話を聞いて最近ではほとんどいなくなりました。やはり、勝ちすぎるのも問題なんです。ウィンウィンの関係を本部と加盟店が築かなければ、ビジネスは廃ってしまいます。
まさか、これからコンビニ起業を始めようなんて人はいないですよね?
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