このブログでも、サイト「転ばぬ先の起業講座」でも何度も書きましたが、わたしは現在のわが国の好景気が、円安バブルによるものと睨んでいます。そのため、海外向け輸出産業が最高の利益を上げています。
国内向けの小売りやサービス業界にとってこの好景気は、どこの国の話しってことになります。ただ、円安のお蔭で国内向け事業でも恩恵を受けているお店はあります。
今、衣料の小売り業界で話題になっているのが、原宿のファッションショップ「プトマヨ」です。このお店、女子高生からは圧倒的な人気を集めているお店ですが、昨年あたりから中国人観光客の来店が増え続け、今では売上げの30%近くを占めるまでになっています。
全体に占める来店客数は飛びぬけて多いわけではないのですが、お客さん一人ひとりの購買額が4万円平均と高く、日本人客の1万円と比較すると飛びぬけているのです。ここにも、円安の恩恵があります。
外国人観光客にとって日本観光は、円安のお蔭もあって観光をしながらショッピングに最適な場所になっています。中国からも、韓国からも、台湾からも、豪州からも、円安の日本には買い物場所としてドッと押し掛けています。
ただ、受け入れ側の日本の店舗に、その対応がまだ出来ていません。最近になって、中国版デビットカード「銀聯(ぎんれん)カード」での支払いシステムが、多くの中国人観光客を呼び込む切り札となることを知って、慌てて導入している状態です。
何も、輸出企業ばかりに儲けさせておく手はありません。円安を利用して、国内販売でも売上げを伸ばす方法はあります。グローバル戦略を、これからの起業に生かしましょう。
《もしお役に立ちましたら、ワンクリックお願いします》
人気blogランキングへ
《
起業相談も受付けています》