高齢者を相手に半ば騙しの手口で商品を売りつける訪問販売。これから起業を考えている人も、訪問販売だけは手を出したくないと思っている人が多いのではないでしょうか?
住宅リフォーム業者による詐欺行為による仕事の受注や、高級布団販売や太陽光発電装置の販売など、以前から消費者センターへの苦情の多い業種です。
ただ、この数字を聞くと驚くと思いますが、矢野経済研究所の調べによると、展示会への勧誘や電話販売を含めて04年度の訪問販売の市場売上高は、2兆1200億円にも達しています。
2兆円市場と云うと、医薬品やサプリメントなどの健康関連食品市場、葬式などの葬儀市場とだいたい同じ額ですから、半端な市場ではないのです。
この市場での売上げランクは、1位が栄養補助食品、2位寝具・寝装具、3位化粧品、4位住宅リフォームと予想された商品が並んでいます。
多分に、起業する人たちが、あの販売方法だけはやりたくないとか、将来のない販売方法と思いこんでいる隙に、訪問販売業者たちは確実に利益を上げているようです。
特に高齢者や幼児を抱えた家庭では、商品によって訪問販売は重宝しています。最近はコンビニが宅配サービスを行っていたり、宅配弁当、宅配ピザなど高い成長を示している業種も多くあります。
また、事前の商品案内をして希望者だけに訪問販売する反響営業は、最も効率のよい営業法として高い評価を得ています。
評判の悪い、現行の訪問販売をそのまま真似るのはどうかと思いますが、何かしらの方法でお客さんと連絡を取り合ったうえで訪問販売を行う手法は、そのやり方次第でこれからは益々広がりそうです。
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