中国製の土鍋から鉛やカドミウムが漏れ出し、輸入元の新潟の会社が在庫の300個を自主回収していたことが判りました。ただ全国には、04年から今年2月まで輸入された約2万個の土鍋が出回っているままになっているようです。
鉛やカドミウムの量は、北海道の消費生活センターや新潟の保健所など、検査をする場所によって数値は違っていたり、食品衛生法で定められた量の前後の値であったり、法定検査自体が整備されていなかったりで、回収命令までには至っていません。
ただ、このような不安定な状態が、消費者心理には中国製品に対する不安感を一層増幅すると思われます。中国製品による問題は最近も、わが国では電気ストーブの塗料の溶け出しや浴槽用電気湯沸かし器の発火事故など相次いでいます。
アメリカ大陸でも、カナダのペットフード会社が中国産原料のペットフードを米国で販売して、多数のペットがメラミン添加小麦グルテンによって中毒死する事件が発生したり、せき止めシロップや練り歯磨きなど、有害物質の中毒事件など続発しています。
中国製品の中には、危ない製品が多数あるとは、これまで何度も警告がなされてきたことです。それが現実のものとなって、これから起業する人は製品選びをどうするかが問われます。
多分、中国製品については、今発火点に火が点いたところで、これから続々と問題点が指摘されると思います。逆に日本製品については、価格が少しくらい高くても売行きは上がると思われます。
地元中国においても、富裕層の間では中国産は敬遠され、高額な日本産品の売行きは好調です。円安が追い風になっているところもあるようです。
「転ばぬ先の起業講座」でも、もう少し掘り下げて書こうと思いますが、これから5年以上は日本産品の売行きは上昇すると思われます。ただ、安いだけの中国産品と、安全が売りものの日本産品、起業のための商品選びは、使用用途によって大きく変わりますが、まだまだ日本産品は捨てたものではありません。
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