今日、5月30日は消費者の日です。1968年5月30日に消費者保護基本法が施行されたことを記念してできた記念日ですが、はっきり云って誰に知られない記念日だと思います。
これより6年前の1962年には、米国議会において時のJ.F.ケネディ大統領が、「安全である権利」、「知らされる権利」、「選ぶ権利」、「意見を反映する権利」の4つの「消費者の権利」を発表していますが、日本においてもこちらの方が圧倒的に有名になっています。
60年代から70年代にかけての高度成長期は、国民の所得が倍増して需要が高まりましたが、生産がそれに追いつかない生産志向の時代でした。製品の生産体制を確立することが優先された時代だったのです。
80年から90年にかけては、生産体制は確立して消費者の需要も高いのに、商品を販売するための卸売りや小売店の整備が急がれた時代です。コンビニが急増し、スーパーやショッピングセンターが乱立した販売志向の時代です。
そして現代。生産も販売も整理されて、今は消費志向の時代と云われています。お客さんのニーズをいかにキャッチするか、一早く商品化することでいかに消費に応えるかを競う時代です。
ただ、この辺の認識が、起業する人によってまちまちで、未だに生産志向の人もいれば、販売志向の人もけっこういます。他では販売されていない、大きな商圏をターゲットに商売のできる商品を扱うなら販売志向でもやっていけますが、大半の商品の場合は消費志向に徹することです。
《ありがとうございます ランキングは上がり続けておりましたが、本日は昨日の47位から66位にダウンしてます。今日もよろしくお願いします》
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