今日6月18日に、楽天市場の店舗数が2万店を突破するそうです。97年5月に市場がスタートしてから、7年5ヶ月で1万店に達しましたが、2万店までは2年8ヶ月しかかかっていません。
ただ、1万店から1万5千店までは1年2ヶ月要したのに、1万5千店から2万店までは1年6ヶ月かかっているように、出店は徐々に天井が見えてきているようです。
また、確かに楽天市場の店舗出店数と売上高の拡大は続いていますが、店舗は主婦や若い女性が中心になっているのに対し、売上の方は実店舗を構える各地の名店の参入が中心となっています。
楽天が抱える問題点は、「誰にでもネットショップを開店できます」とノウハウを持たない多くの人を市場に誘っておきながら、実際に市場が生む利益は全体の5%にも満たない中規模以上の会社に依存している体質です。
早晩、ネットショップでは出店料ばかり徴収されて、スズメの涙ばかりの利益しか上がらないショップ初心者がこのネット市場から退出することになりそうです。また、大きな売上げを上げている中規模以上の会社も、5%近くに達する対売上高手数料率に嫌気をさして楽天市場から抜け出す可能性が指摘されています。
楽天に限らず、ダイエーもセブンイレブンもユニクロも、組織が巨大化するにしたがって身動きが出来ないほど脂肪がついて、何かしらのダイエットを迫られることになりました。ただ、このダイエットが成功するかどうか、ダイエーを見ると保証の限りではないのです。
楽天市場にネットショップを出店することで起業をしようとする人にとって、市場の動きには注意深く見ていく必要がありそうです。ネット販売も並みの商材では、まったく売れない時期に突入しているのですから。
《いつもありがとうございます 一昨日の61位から本日は58位とちょい上げ状態です。今日もよろしくお願いします》
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