日本列島、沖縄では今日が梅雨明けですが、東北と北陸では今日が入梅です。つくづく、日本の南端と北端の緯度の違いを思い知らされます。
話し代わって一昨日の東京・渋谷の温泉施設の爆発事故ですが、この国では多くの犠牲者を出さないことには絶対に、行政や議会が危険を察知して予防的な法律を施行させることはないことを思い知らされました。
わたしのような素人には知らないことでしたが、温泉のお湯を出そうとしたら、一緒にガスが出ることは専門家の間では常識だそうです。多分、以前からガスの危険性については、警鐘をならしている人はいたのでしょうが、誰かが犠牲となって大事故にならないことには、この国のマスコミも行政も当然警察も動かないと思います。
多分、回転式ドアでの子どもがはさまれる事故も、プールの排水溝に引き込まれる事故も、エレベーターでのワイヤーの点検も、ジェットコースターの点検整備も、今回の温泉のガス爆発事故も、事故の根は同じところにあると思います。
専門家から見ると初歩的なトラブルが原因の事故なのに、運営している会社も、管理している会社も社員の配置を極端に減らしていたり、人事の移動や採用で素人ばかりの組織が運営管理をしているために、まったく神経が廻らなかったようです。
そこで起業の目としては、このような危険と隣合せの業界では、危機管理コンサルタントの需要が急に増えるように思われます。これには前例があって、02年1月雪印食品による「偽装牛肉事件」の危機管理体制の失敗事例です。
この事件を契機に、雪印食品の危機管理対応は企業の反面教師になっていますしし、以後危機対応コンサルタント会社は50社以上が誕生しています。
今回の場合、スパや温泉と云った小さな業種での話ですが、この世界でも米国並みにコンサルタントが誕生する土壌が徐々に出来つつある気がしています。
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