ラーメン店経営歴10年数年の Tさんは、札幌で有名なラーメン店を経営しています。彼に以前聞いた話では、若いときからラーメン一筋の人生で、学校を出てすぐラーメン店の下働きから始めて、28歳の時に初めて自分のお店を持ったときのこと。
開業資金が少ないこともあって、札幌の市街地からは相当離れた厚別という街のはずれの、閉店していた店舗を再開するカタチでの出店をしたそうです。その当時は、友達や知り合いへの見栄もあって、何でもいいから自分の店を持ちたい一心だったそうです。
ただ、ラーメン作りは既に10年近くの経験があったので、誰にも負けない自分の味で勝負が出来ると信じていたそうです。ところが、開店1ヶ月に来店してくれたお客さんが100人に満たない数字。
「味さえよけりゃ、悪い立地でもお客さんは来てくれる」って料理人の思いあがりは、3ヶ月でギブアップしたそうです。確かに、1度来たお客さんは T さんの味に多くの人がリピーターになってくれましたが、営業資金の方がその前に根を上げてしまいました。
結局は降参して、店の看板を下ろしたそうです。そのとき、「何故、この店の家賃がこんなに安いのか、身に沁みて納得した」そうです。結局、如何にラーメンが美味しかろうが、お客さん相手の商売は、行きやすい場所にあるからその存在を知ってもらえるのであって、存在の知られないお店はないと同じだそうです。
ラーメンだけでなく、味で勝負するレストランや飲食店は多くありますが、このまずお店の場所が商売の行方を決める T さんの言葉は説得力があります。飲食店での起業を考えている人は、今一度このお店の場所の意味を噛みしめては如何でしょうか?
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