起業と云うと、即会社設立と単純な発想で独立を考え人が多いが、一方には戦略的に自分のスキルアップを図りながら、堅実に起業のステップを一段づつ登っていく人もいる。
ビジネスサポートのコピー出力、印刷、製本、ホームページ作成などを行っている「ACCEA(アクセア)」を経営しているY さんのスタートは、ビジネスサポートを世界で展開しているキンコーズでの勤務からだった。
米国生まれのキンコーズは、大学のコピーサービスからスタートして、ビジネスサポートに転じて、世界最大のネットワークを作り上げた会社。わが国でも、米国キンコーズのフランチャイズとして住友金属鉱業が日本国内での営業権を取得して92年から展開している。
その後、経営権は航空輸送のフェデックスに移って、フェデックスキンコーズ・ジャパンとして営業しているが、Y さんはこの会社の大阪店の店長として勤め、2000年には同様のビジネスサポートを行うネットスクウェアの設立に参画している。
キンコーズ時代に現場の仕事を身に付け、ネットスクウェア時代には会社設立と経営を学んで、02年に自前の会社アクセアを設立している。会社設立当初は、目先の利益を追うことで汲々とするのが普通の起業家だが、Y さんは最初から多店舗展開や、都心部での生産拠点作りなど、海外生産に血道を上げるこれまでの会社とは一線を画してきた。
現在は、東京6店舗、大阪2店舗の8店舗体制で、事業展開を進めており、ビジネスサポートはスピード第一のモットー通りに急成長を続けている。
起業と云うと、即会社設立ばかりではなく、急がば回れの原則通りにスキルアップを図りながら、確実に成長を続けるY さんの起業ストーリーは参考になる点が多い。
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