九州から東北にかけては雨が降り続いて、梅雨本番の天気のようです。みなさまのお住まいでは、雨の被害はありませんか。お気をつけてください。
わたしが、サイト「転ばぬ先の起業講座」の中で運営している起業相談に、この2年近くのあいだ間断なく寄せられる相談の典型例の一つに、人材派遣での起業があります。
業界大手のフルキャストやグッドウィルのように、不正行為が公になって社会的に糾弾さていても、一向に人材派遣での起業を考える人は減りません。
わが国で最も求人倍率の高い近畿圏において、求人の半数近くは人材派遣であり、この地域の開業業種で最も多いのも人材派遣業と云われています。
自動車メーカーを始めとして、人材派遣の労働者を求める会社は多く、それに応えようとする派遣会社もまたドンドン誕生しているわけです。
ただ、現在の需要がこのまま同じ調子で、今後も続くとは到底思えません。一つには、今の景気がこのまま同じように続くはずがありません。メーカーも将来が不安だから人材派遣の労働者を使うわけで、将来の景気に自信があるならユニクロのように正社員への転換を進めるはずです。
二つには、現在の人手不足は深刻で、人材派遣の登録をしようとする人は大幅に減少してます。これから立ち上げる新規の派遣会社にそうそう人が集まるとは思えません。何かしら、これまでにない画期的な方法で人を集めるなら話は別ですが、旧来と同じ方法での人集めなら、負け戦が見えています。
三つには、社会的にも人材派遣に対する批判は強くなっています。格差社会の象徴のように云われていますから、今後の選挙の結果によっては、現在のサラ金会社のように、これまでの利益を吐き出さざるを得なくなる可能性が高まります。
人材派遣業の立ち上げには、初期投資も大きな金額がかかります。5年後、10年後の人材派遣会社の姿をイメージしてみてはいかがでしょうか?
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