昨日の「チャイナ フリー」の続きです。食品メーカーが、製品に「チャイナ フリー」のレッテルを貼ることは簡単ですが、実際に中国製の食材をまったく使わない製品となると、価格の面でも、材料供給の面でもメーカーとって不安は大きいものです。
大手の食品メーカーですと、製品のラインナップすべてで「チャイナ フリー」は難しいですし、大半の製品は中国製でしょうから、仕返しが怖くて「チャイナ フリー」なんてレッテルは間違っても貼れません。
ここが、これから起業を目指したり、起業したばかりの中小メーカーにとってはねらい目です。「チャイナ フリー」を宣言する以上は、材料の生産地をパッケージに表示しなければならないでしょうし、製造場所も国内でなければならないと思います。
ですから、この種の難問をクリアできる起業家だけが、話題を集めることができますし、中国製の数割増しの価格で販売することができます。ここでブランドを確立できたら、それからの製品販売では小売店よりもお客さんの側に近いポジションを獲得できると思います。
また、食の安全をテーマにした起業を考えるとき、これまで行政に任せっきりだった食品の成分分析やメーカーの安全管理を見張る新たなビジネスが、今社会に求められています。
大手小売りチェーンから委託を受けて、加工食品などの安全を確認するビジネスはこれまでまったくありませんでしたが、今回の中国製ダンボール入り肉まんや、ミートホープの牛肉コロッケなどがきっかけとなって、調査ビジネスのニーズは既に高まっています。
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