日本列島は、連日30度以上の真夏日が続いています。この暑い中、米国の住宅投資に端を発したサブプライム問題によって、世界の証券市場で大暴落が発生しています。
しかも同時に、対ドル、対ユーロには円高が起こっていますから、外貨預金や外国投資信託に投資をしている人は、元金割れが発生してノンビリ夏休みどころではないと思います。
今年の8月の暑さは、お金持ちにとっては、背筋が寒くなる陽気のようです。一方、昨年の秋以降に起業した人にとっても、暑さの8月を乗り切るのは至難の業が必要です。
こちらはお金持ちの背筋の寒さとは違いますが、8月は商品やサービスの売行きががっくりと落ちるために、資金繰りが苦しくなって背筋の寒さを感じる季節です。
商売を始めた当初はサラリーマンの心根が抜けませんから、これまでの売行きを平均して考えてしまいますが、ニッパチ、特に8月はこの常識が通用しません。本当に売れなくなってしまうのです。特に、新規のお客さんはまったく寄り付いてくれません。
サラリーマンが夏休みで外国旅行や故郷への帰省をしているときに、一人事務所で来月以降の資金繰りをどうしようか悩んでいるのですから、厳しい夏と云うとこれ以上厳しい夏はないようです。これから起業を考える人は、この背筋の寒くない夏を覚悟しておいた方がよいと思います。
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