起業を目指す人にとって開業資金をいかに集めるかは、とても大きな問題です。開業資金については、集めすぎることも後々問題になることが多いのですが、集めることが出来ない人はもっと深刻です。
そんななか、資金集めで苦労している人の足を引っ張るようで心苦しいのですが、この10月から経済産業省は、中小企業や起業家が公的信用保証制度を利用して融資を受けて焦げ付かせた場合には、融資をした金融機関にも損失額の20%を負担させる仕組みを導入します。
現在、融資の焦げ付きが発生した場合は、その全額を信用保証協会が穴埋めしています。10月から金融機関に20%を負担させることによって、融資の審査や融資先に対する経営支援の強化を促す一方で、政府負担を軽くする狙いがあります。
現在でも、起業家が公的資金の融資を受けるにはとても厳しい審査がありますが、20%の負担を負うことによって金融機関からの貸し出しは益々少なくなると思います。
起業の対する国や金融機関の支援が少ない日本の実態はここにあります。本来なら、金融機関が起業の実現可能性を吟味した上で、融資の選別や融資金利を決めるのが正常な金融システムですが、わが国では金融機関は単なる金貸しで融資の選別をすることはできません。
こんな愚痴を言ってもしょうがないのですが、せめてこれから起業を目指す人は融資時の審査が厳格化される前に、駆け込みで融資を受けることをお勧めします。
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