昨日に続いて、日経MJの行った若者意識調査から、首都圏に住む20代の人の生活意識や行動を追いかけていますが、30代、40代と一番の違いは、サイフの紐がどの世代にもまして固いことです。
最も顕著に現れているのが、乗用車に興味がある人の比率です。30代で車に興味のある人の比率は69%、40代の57%に比べて、20代のは54%しかいません。しかも、この比率は5年前の02年に比べて21%も減っています。
その車をもたない理由が、「駐車場代やガソリン代などがかかる」42%、「自分が買うには高すぎる」35%で、要はサイフの紐が固くて消費意欲が極端に乏しいのです。同時に、貯蓄には熱心で将来に対する不安が高いことも共通してます。
多分、起業を考える30代の人も、40代の人も、もしかすると20代の人自身も、若い人は携帯電話代や交際費に大きなお金をつかい、そのお金を当てにして起業を考えている人も大勢いるのではないかと思います。
10年前の若者のイメージを顧客ターゲットにして起業するなら、大半の人の起業は失敗すると思います。昨日の飲食店もそうですが、自動車関連の起業も厳しくなりそうです。
そしてわが国全体の消費が、少子化や高齢化だけでなく、若者の消費の減少によっても、大きく落ち込む可能性があります。事業計画書を作成している人は、今一度見直してはいかがでしょうか。単なる格差だけでなく、想像以上に経済の牽引役の若者の消費は落ちそうです。
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