安倍改造内閣が発足して、来年北海道で開かれるサミットには何がなんでも、安倍首相がホスト役を務めたいようです。
そこでサミットが開かれる「ザ・ウインザーホテル洞爺」ですが、このホテルは北海道では拓銀を潰したホテルとして有名です。拓銀が、最後の力を振り絞って資金融資を続けたホテルだからです。
そして、拓銀が倒産した97年には、このホテルの1室の利用料は6千円でした。ビジネスホテルではありません。サミットが開かれるホテルですから、10年前もその施設は一流でした。
そして現在、このホテルの利用料は5万円です。同じホテルが、10年の月日を経て4万4千円値上がりしたのです。普通この差額を付加価値を上乗せすることに成功したといいますが、最近のビジネス用語では「ユーザー経験」という言い方もします。
「ユーザー経験」とは、所有したり、使用したり、短い時間泊まるだけで、高い満足が得られる経験のことです。ベンツの車とか、ドルチェのスーツとか、ウエッジウッドの食器とかを使うことをいいます。
「ザ・ウインザーホテル洞爺」も施設やサービスを作り変えることによって、お客さんにユーザー経験を提供することが可能になりました。「ユーザー経験」は、最近の富裕層向けの商品やサービス作りに利用されます。
これから、起業を考えている方、新規事業を考えている人に、このユーザー経験や付加価値をどのように付けるのか考えてもらいたいのです。安ければ売れる時代はとうの昔に過ぎてしまって、これからの起業は物価上昇を視野に入れて進めなければなりません。
何をテコに高い価格設定を行うのか、別に富裕層向けの商品でなくても、今の時期から真剣に考えておかなければ世の中の流れに取り残されます。
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