ころっけ「コロちゃん」に続いて、今度は180円「びっくりラーメン」が民事再生法を申請しました。ニュースとしては、吉野家が「びっくりラーメン」を買収してラーメン業界に参入というカタチで取り上げられていますが、起業家としては1997年創業のラーメン一番本部の倒産の方がショッキングだと思います。
わたしは、今回のびっくりラーメンの倒産も、90年代後半以降人あまりの時代に絶好調だった、不況型ビジネスの経営転換の失敗とみています。
不況型ビジネスには、グッドウィルも、ブックオフも、コンビニも、100円ショップも、多くの企業、業種が入ります。特徴は、賃金の安いアルバイトを使って、安い価格や料金を売りに急成長しました。ついでに、カリスマ的な経営者の強引な経営手法が会社を大きくしました。
その手法が、景気がよくなった現在はすべて裏目にでています。「びっくりラーメン」も、180円ラーメンの生みの親とも云える加藤博一社長が、最後は量の経済でラーメン販売を量を増やすために無謀な出店を重ねたり、安いアルバイトがいないので外国人労働者を使ったり、びっくりするような経営を行ったようです。
大阪のびっくりラーメン同様、関東で290円ラーメンを売り出して急成長した幸楽苑は、客単価の引き上げと、社員のモチベーションの向上によって不況型から抜け出しました。マクドナルドも、地域別の価格差を設けることで不況型から決別しました。
現在起業を考えている人の中にも、まだ価格による他店との差別化を図ろうとしている人がけっこういます。もう、価格だけに頼って起業は無理です。こんな時こそ、知恵とアイデアで不況型経営と別れましょう
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