昨日のサーキットトレーニングジムに続いて、起業の広がりが期待される業種として、牛乳の宅配事業をあげてみます。
牛乳というと、最近は消費量が減り続けて生産者は頭を抱えていますが、宅配向けの牛乳は92年から07年までの間に、1.5倍も宅配家庭数が増えています。しかも、減少の激しい新聞のように顰蹙を買うような営業を展開しての話ではなく、今は自然増に近いカタチで増え続けています。
宅配牛乳が高齢者家庭に広がり続ける背景には、① 牛乳は重いために高齢者には運ぶのが大変 ② スーパーやコンビニで売られているパック入り牛乳に比べて、カルシウム量が2倍の牛乳を宅配している ③ 乳製品以外の鉄分やコラーゲンと言った高齢者が必要とする成分を多く含んだ清涼飲料も配達している ④ 現在は早朝の配達よりも、昼間の配達で声をかけながら回るヤクルト小母さんの高齢者向けに徹している
これから、高齢化が国内で進むとますます宅配牛乳の需要は増えそうですが、意外と起業を目指す人の間では話題になりません。多分、10年以上も昔の、個人事業で行っていた牛乳販売店のイメージがあるからかも知れませんが、現在の牛乳販売店はすっかりイメージが変わっています。
会社組織にして、数十何店舗から1百店舗以上の牛乳販売店を経営しているさえあります。また、他の事業を行っている会社が、新規に参入するケースも増えています。
牛乳だけでなく、この5年ほどで宅配ビジネスは急速に成長しました。コンビニが宅配を導入したり、弁当店や惣菜店などの宅配は今流行のビジネスになっています。
牛乳配達も単品を扱うだけでなく、便利屋に徹すると色々は商品を扱うことも考えられます。宅配市場はこれからの成長が見込まれる、数少ない市場ですから。
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