起業とは直接関係がないかも知れませんが、18日に米国の連邦準備制度理事会がFF金利を0.5%も引き下げたことは、これからの日本の経済にも大きな影響があると思います。
世界の経済を考えるとき、今の現状は、サブプライムローン問題で急速に景気が悪くなる中で金利を引き下げて景気浮揚に走るか、原油先物価格の80ドル台乗せや、小麦、トウモロコシなど農産物の価格上昇などを沈静化するために金利を引き上げるか、丁度分かれ道の分岐にさしかかった時だと思います。
欧州中央銀行もインフレ対策で上げると思われた金利を見送っていて、今度は米連邦準備制度理事会の4年3ヶ月ぶりの大幅引下げですから、世界の株式市場は大歓迎しています。ただ、金融市場に多額の資金が出回って景気対策になることは確かですが、他方で物価の上昇には目をつぶってしまった引下げだと思います。
このところ起業の目では、開業資金に関しての話が続きましたが、日本に関していうなら既に上昇が始まっている物価は、来年以降急激に高まる可能性が高いと思います。また、日本の景気は徐々に下降していくと思われます。
公定歩合が0.5%のわが国経済は、1000兆円近い財政赤字を抱えて、ほとんど制御不能の状態です。起業を目指す人は国の経済をあてにしないで、自力でお客さんを作って、踏み出すしかなさそうです。
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