フランス発のブルーオーシャン戦略 「競争のない世界を創造する」は世界を席巻しましたが、日本ではあまり話題になりませんでした。
代わって日本で人気になったのは、ブルーオーシャンから2年後にビジネスバンク・社長の浜口隆則さんが書いた「戦わない経営」です。題名を見て分るように、多分にブルーオーシャンの影響を受けて書いた本とは思いますが、内容はまるで違っていてブルーオーシャン市場を創造した後の話を書いています。
著者の浜口隆則さんは経営コンサルタントの出身で、日本の企業開業率を10%引き上げることをミッションにして、20代で起業した人です。これまで起業支援サービスを事業としてきましたが、その延長線上ではじめた起業家向けのレンタルオフィスが新しい業界を生み、ビジネスバンクはトップ企業として業界を引っ張っています。
レンタルオフィスは比較的新しい事業ですが、そのほとんどは自治体が運営しています。元来が、少子化によって廃校になった学校や役所の空きスペース、大企業の社宅などを利用して安い料金でスペースを貸し出すことで始まりました。
役所の空きスペースなどは、便利の悪いところに建てられていることが多かったところから、ビジネスバンクは都心の利便性の高いところに建てることで、起業家の人気を集めています。
ただ、都心の利便性のよいところと書きましたが、実際にビルオーナーからレンタルオフィス用にビルフロアーを借りることは、長い時間と説得するノウハウを必要とします。現在は、ビジネスバンクだけではなく、倉庫会社や不動産会社なども参入しています。
ただ、起業するのでしたら、やはり「ブルーオーシャン戦略」や「戦わない経営」とても参考になります。競争のない市場の創造は、考える価値はあります。
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