起業が実現すると、次から次へ判断を迫られる課題やら、問題が起業家には振りかかってきます。個人事業でスタートするか、会社組織にするか。屋号や社名をどうするか。扱い商品やサービスをどこまでの範囲にするかなど、上げていくと切がないほどです。
中でも、商品の価格の値決めは難しい問題の一つです。よく言われることですが、値決めにおいて、思いのほかよく売れために後から値上げする分には起業の成功確率が高いが、売れなくて値下げをするような値決めは商売の先がないと言います。
そうかと云って、開業当初の値決めが低すぎると、経営的には開業早々厳しい局面に追い込まれます。ホント、値決めは難しい作業です。
よく、商品の価格は、店頭に並ぶまでのコストによって決まると思い込んでいる人がいます。東京・銀座の4丁目交差点にある和光の喫茶室では、コーヒー一杯の価格が1千円します。銀座の地価を考えると、このくらいの価格は当然と思っている人が大勢いますが、これは地価が高いからコーヒー価格が高いのではなく、1千円の価格を付けても飲む人がいるから付けているだけなのです。
商品価格におけるコスト意識は、社会主義において考えられた値決めで、自由主義の世界では需要と供給のバランスが取れたところで価格は決ります。そのために、どのようなストーリーで売り出すか、色々なシチュエーションを考えるわけです。
少しでも高い価格で売れるように、付加価値の高い商品やサービスを探しましょう。作りだしましょう。
《現在、起業ランク63位から60位へ上昇中です。
今日もクリックよろしくお願いします》
人気blogランキングへ