建設業界の古い体質にとって代わる、新たな起業をはじめたのは今年34歳のKさん。元々は人材派遣会社と人材サービス会社を経てヘッドハンティングの会社を起業しましたが、そこで以前の派遣会社の同僚だった人から、建設会社の古い体質に代わる新たなビジネスの話を聞いたことがきっかけとなって方向転換をしました。
その内容は、分譲マンションなど建設する際に内装や設備工事で発生する多くの小さなキズ。このキズの補修作業が、高い技術の職人仕事なので業者の言い値に近いカタチの料金を取っていておいしい仕事に思えたようです。この仕事をマニュアル化して人材の育成によって請け負うことができると、価格を画期的に安くすることができて需要は増えると言う話でした。そのためには、職人さんを雇って仕事を請け負い、仕事の内容をマニュアル化する必要があります。
5年前、この話を聞いたKさんは、自分自身も工事現場で働きながら2年近くかけてマニュアルを作りました。会社が動き出したのも、それ以降です。それまで誰も行わなかった建設会社への営業を行い、施工主への引渡し納期を守る業者として評判も高めました。
Kさんの会社では、工事の補修もリペアと言う言葉を使って、従来型の補修業者とは一線を画しています。建設現場で、若いメンバーがリペア職人やリペアデザイナーとして働いています。
建設業界にも、このようなカタチで新しい血が入りこんで新たな起業に利益をもたらしています。巨額の資金が投下される建設業界には、まだまだKさんの起業のようなすき間事業は多く存在します。この世界は、Kさんのように自分が入り込んで技術を身につけることができるかどうかによって、起業の合否が決ります。
キメの細かな事業展開を武器に、建設業界にはすき間を突いた起業のチャンスは、まだまだ
ありそうです。
《現在、起業ランク58位から60位へ下降中です。
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