落語の小朝と泰葉の仲じゃないけれど、仲のよい夫婦が協力して事業を始め、やっと軌道に乗ったと思ったら、夫婦仲が険悪になって離婚しちゃうようなケースはよくあります。それでも、事業だけは二人で続けているなんて人たちもいますが、ほとんどは事業も空中分解です。
起業をするときに、セブンイレブンなどコンビニでは夫婦での起業が条件になっていますし、フランチャイズには夫婦での起業を勧める本部が多くあります。他人を雇用するよりも、気持ちが合って裏切らず、そのうえ人件費を考える必要がないのですから、最強のビジネスパートナーと云えます。
ただ問題は、苦労が報われて自由になるお金が増えて、それまで我慢をしていた不満をお互いが口にしだすと、起業は堰を切ったように失敗に向かって一直線です。わたしも、何度かそのような修羅場を見たことがありますが、起業の成功だけが幸福ではないような気がしてきます。
ここからが大事なところですが、多分テレビドラマのように、事業が順調で夫婦仲も家庭も円満で、全てが上手くいくようなことはありえません。そのため、起業をしようとするときから、一方で何かを得たら、他方で何かを失うことがあることを覚悟することです。
そして、最悪の事態にならないように、最初から仕組みを考えておくことです。苦労したいた時代にはとても仲のよい夫婦が、起業で成功したとたんに喧嘩別れでは、苦労の甲斐がありません。適度に、奥さんの息抜きを考えるとか、目先ばかりをがむしゃらに追いかけないで、起業家自身も周りを見たり、他人に相談をする余裕が欲しいものです。
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